※2019年の宅建試験を受験した実録記事を2022年9月1日再編集しています。
前回の記事で宅建漫画のみで試験したら17点しか取れなかったと書きました。
その後、2ヶ月の間、結局全く勉強せず、前日に一夜漬けで漫画を完全に暗記して、過去問を解いただけでした。
勉強時間にすると、前日〜当日で合計約12時間。
そのときの勉強方法はこちらの記事に書きました。
漫画だけで受からせてくれ! 結果は……。
結果、宅建試験では29点でした。合格点は35点なので不合格でした。
内訳はこうです。
・権利関係:10/14点(過去問では7/14 点)
・宅地建物取引業法 9/20点(過去問では4/20点)
・法令上の制限 2/8点(過去問では6/8点)
・税・その他 8/8点(過去問では0/8点)
とはいえ、前回の17点から12点アップ。じゃあもう少しやれば受かったのに! 惜しい! と会社の同僚からはたくさん言ってもらいましたが、僕としての反省は、そもそも漫画の内容だと受からなかったことだと思っています。
当然、ユーキャンも漫画だけを推奨しているわけではないですし、漫画自体の勉強もすごく短かった。ただ、まじで漫画を完全に記憶していても32点・33点くらいで不合格だったと思います。
特に、私が点数をとっているのは権利関係と税・その他ですが、宅地建物取引行法と法令上の制限は暗記系と言われています。宅地建物取引業法は20点とれないとだめと言われているなかで9点では確実に受からないでしょう。
しかも、法令上の制限は漫画にはほぼ載っていなかったため最初から失点確率が高かった。
本当に受かろうと考えたら、当たり前ですがもっと勉強時間を確保して、知識量を増やし、細かいケースごとの判例などを把握しておくべきでした。
ただ、逆に言えば「権利関係と税・その他は漫画だけでも済む」とも言えるかもしれません。
宅建マンガだけで合格するのは難しそうな理由
あと、周りの人の勉強法を聞いていて感じたのは、宅建の勉強には波があるということ。
①初期:10点台→30点前半
最初は短期記憶でもけっこう上がる。これが私。ただ、合格ラインには届かない。ここまでは勉強時間30時間くらいで届く。
勉強時間も少ないのでカバー範囲は少ないものの、知識が少ないので選択肢を消去法で消すのではなく、正解だけを選択することしかできませんから、悩まずに正答することも多いです。
②30点前半→20点台
合格ラインに届かせるために演習量を増やし、知識を増やす。すると考えすぎて点数が下がる。ここからは人によるが、50時間〜80時間位は悩む。
①とちがい、複数の選択肢が目に入ることで、悩んでしまい点数が下がります。もちろん①より知識は多いです。
③20点台→35点くらい
その壁を超えて知識が定着して、応用可能になると点数が上がる。80時間を超えると安定する模様。
②で間違えていた選択肢がきれいに潰せるようになるようです。
①の人は点数は高いものの、結局①②は合格ラインに届かない確率がとても高いです。
マンガだけで受かる人は受かるかも
私は不動産会社の店舗で営業・紹介などをしている人間ではなかったので前提知識が不足しています。
もしかしたら現場で感覚がある人(賃貸も売買も)であれば、上記のような勉強をしなくてもマンガを補足的に使うことで受かる可能性はあるかもしれません。ただし、絶対に受からないといけないプレッシャーがある人は100時間くらい勉強するとかなり高い確率で合格できそうです。
私の具体的な勉強法はこちらにまとめました! 宅建試験をなんとか突破したい! という方は参考にしてください。
あるいは、TACなどの塾に通うこと。通っている人は8割受かっていました。勉強への姿勢がやはり違いますね。
コロナ架だったので2020年、2021年の試験はパスしましたが、次受けるときは過去問→暗記→問題集→試験という感じで、勉強時間100時間は確保して受けようと思います。
あと、自分の強み・弱みを分野ごとに理解して重点的に勉強するべきでした。僕は取引経験がないので宅建業法は弱いし、法令上の制限も知らない。そこをもう少し詰めておけば‥という後悔がありましたとさ。
ちょっとだけ試し読みもできるのでよかったらどうぞ。
試し読みはこちら
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