※2016年11月時点の情報です
こんにちは。下北沢に住んでいます。
今回から、みなさんの「東京で一人暮らしをするなら」という妄想を掻立てるため、いろいろな街の知られざる魅力を紹介する「街取材シリーズ」をスタートします。
第一回は、学生にも人気の下北沢をご紹介。下北沢での一人暮らし歴2年の僕が下北沢の知られざる魅力、スポットを紹介していきます。
住みよい下北沢
まずは、下北沢の生活環境について紹介していきます。下北沢は「サブカル」「古着」のような、エンタメ性、娯楽性がフィーチャーされることが多い街ではありますが、意外と生活するための機能は揃っているんです。
スーパーも十分な数が
スーパーは5つ。駅前に集中していますが、けっこう十分な数はあります。北口は世田谷マダム御用達のせいか、ちょっと高い・ナチュラル志向のスーパーもちらほら。
「ピーコックストア」や「オオゼキ」は基本として、「foodium」は24時間営業をしてくれてます。知り合いが「冷蔵庫」呼ばわりしていました。
あとは北口側には1時まで営業している肉屋の「ミヤタヤ」、2時まで営業している名物商店の「三河屋」が。昔ここで芸人さんを目撃しました。
・美容室は大量に。有名店も
美容室は大量にあります。有名店の「ROSSO shimokitazawa」をはじめ、僕の高校時代の親友が働いている「Canon」や、他にも合計20軒以上の美容室が。これはいい。
僕は北口の「ELICA」に行っていますが、他にもや「Rodina」もおしゃれで行ってみたい。他にも大量に美容室があるので、髪切る場所には困らないでしょう。
選ぶときには、カットの値段がいくらくらいか、など価格帯のクラスで選ぶといいお店をみつけられるでしょう。
至るところにいい感じのカフェ+喫茶店
至るところに喫茶店もあります。
北口では「アンソロップ」や「アルコ」がおすすめ。居心地の良さか、話しやすさか、基準を持ってお店を選ぶといいでしょう。
ここで使用している画像のお店は南口の「ブックエンド コーヒー サービス」。スタンディングでコーヒーを楽しめるお店は下北沢には多いですね。
喫茶店の多くは静かに、本を読んだり勉強をするような空間。一方今どきのカフェっぽいお店はおしゃべりもできるお店が多いです。
生活の周りに溢れる「サブカル系」エンタメ
はい。生活に困らないことはわかったでしょう。ここからが本題です。
まず、下北沢といえば「サブカル」というイメージ、あるでしょう。でも実際に行ってみるとどこになんのお店があるかわからなかったりしませんか? 下北沢に住むと、どこにあるかわからない下北沢の魅力を楽しみつくすことができるんです。
他のエリアに住むと味わえない魅力がここですよ。
古着屋が日常に溢れてる
まず一つ目の魅力は古着屋。僕も古着が好きで下北沢に興味を持った口です。
もともと「八幡湯」という銭湯(入浴場)だった場所を改築した古着屋「NEW YORK JOE」をはじめ、「フラミンゴ」や「フラミンゴマバタキ」「原宿シカゴ」など。このへんは抑えておきたいです。
ここまでは通いでなんとかなります。が、下北沢に住むということは、毎日古着屋の前を通って帰るということ。もちろん入荷日にはすぐ買えますし、自分の入ってみたい古着屋には全て入ることができます。
古着屋は本来店主の好みやバイヤーが買い付けから戻るタイミングなど、いろいろな要素が混ざって商品が置かれるものなので、その人に合う合わない、タイミングの良し悪しが強烈に影響するのですが、住んでいることでそこは完璧に抑えられます。
僕のお気に入りの古着屋はこの「HONEY WOOD」(PRではない)。
HONEY WOOD
シルクやレーヨンのシャツが多く、お気に入りのシャツがすぐに見つかります。
アメカジスタイルですが、サイズ感も金額も、僕の好みにぴったり。ということでかなり通っているお店です。
僕にとっては、いい古着屋に加えて、自分の好みの古着屋に出会える、というのは大きな魅力でした。
古着屋が多いこともあってか、おしゃれな人や個性的なファションをしている人が多いのも特徴。「おしゃれになりたい!」「個性を出したい!」と思ってるあなたはすぐに下北沢に引っ越しましょう。
ライブハウス、劇場がたくさんある
ライブハウスや劇場がたくさんあるのは知っていますよね。
下北沢駅を南口で降りて、南の方へ進んでいくと、大通りに面します。そこが「茶沢通り」という、三軒茶屋と下北沢を結ぶ通りなのですが、このあたりはライブハウスや劇場がわんさかあります(やや大げさか)。
ライブハウスでいうと「下北沢シェルター」は入りやすく、劇場も「ザ・スズナリ」や「小劇場「劇」」などは初心者でも見やすい演目が多くなっています。また、劇場で開催される芝居などは、古本屋や雑貨屋など、至るところでチラシを目にすることができるので、演劇が身近になる楽しさもありますよ。
居酒屋やバーで飲んでいると、横にいる人が劇団員だった、なんてことも日常茶飯事。音楽バーの店主たちはライブハウスに詳しい人も多いので、街中で情報収集は完璧に完了できます。
下北沢のもうひとつ大きな魅力が、居酒屋、バーなどの飲み屋が大量にあること。しかも美味しそうで楽しそうなところが盛りだくさんなところです。行きつけのお店はすぐに見つかりますし、行ってみたいお店はなくなることがありません!
下北いいとこ飲み屋がわっしょい
下北沢は住みやすい!楽しい!というのは1ページ目でわかっていただけたかと思います。その上で、さらに下北沢の魅力を理解していただくには「飲み屋」を知ってもらわないわけにはいかない。
溢れんばかりのおすすめのお店がストックされているのですが、ここでは北口、南口それぞれ3軒ずつのおすすめのお店を紹介していきます。
下北沢 北口おすすめの飲み屋3選
ここからは完全に主観。好き嫌いで選んでいきます。(嫌いなお店は特にない)見れば住みたくなること間違い無し。北口は僕が住んでいることもあって、奥まったバーも紹介しちゃいます。
おすすめ一軒目 北口駅前にある「てっちゃん」
僕の一押しは北口では駅前の「てっちゃん」。立ち飲みも座りのみもでき、連日人がごたごたになって飲んでいます。
立ち飲み客も多く、毎晩繁盛してます。
もともとは戦後の闇市から生まれた一角にあるお店だけあって、風情は十分。魅力あふれるいい飲み屋。
ウーロンハイは焼酎とウーロン別になって出てくる。それに、もつ煮込みの汁にキャベツを漬けた「キャベツ煮込み」的なものもしみしみしてて美味しい。
おすすめ二軒目 お花の匂いを楽しみながら、、「FLOWER BAR GARDENA」
おすすめの二軒目はこちら。一見おしゃれなお花屋さんなのですが。
下北沢には花屋が少ないためか、けっこうな頻度でお客さんが来る。
綺麗な花が多く、パーっと明るい雰囲気を醸している。
そんなお花屋さん。中を見てみると、、
なんと、バーになっているんです。(奥にいるのはマスター)花の匂いを嗅ぎながら、お酒を飲むことができるなんて、贅沢。
飲んでいる間に花を買いに来るお客さんがいるのも風流です。
デートにもおすすめなお店です。
おすすめ三軒目 下北沢の奥地にたたずむ「Taro」
北口最後におすすめするのはバーの「Taro」。
下北沢に住んでいる人でもなかなか知らないと思いますが、僕の行きつけのバーなんですここ。
店主が一人で切り盛りしているバーで、夜の4時まで営業しています。
それに、居心地の良さがハンぱないです。
くつろげるお店だからこそ、下北沢や渋谷で飲んだ後、夜の2時〜3時に最後、締めのお店として愛用しています。
住んでないとなかなか見つけられない魅力的なお店なんじゃないでしょうか。
下北沢 南口おすすめの飲み屋3選
南口は遅くまで開いているお店も多く、楽しく飲めるお店がたくさんあります。
夜遅〜くまで空いている居酒屋も南口が多いですね。
おすすめの一軒 南口茶沢通りの「なん八」
下北沢には多い外飲みスポットの「なん八」。本当にいいんですよ。この店の「金宮梅割り」がすごくおすすめです。
なん八。秋葉原に本店があるとか。
外飲みができるのも、このお店の魅力。
その中でも、25°の金宮焼酎に梅酒シロップを追加。3杯でベロベロになれる強いアルコールにもかかわらず、とても飲みやすい味の「金宮梅割り」が超おすすめ。
引越したてのときに知り合いのお兄ちゃんとその彼女さんと「金宮梅割り」を飲みすぎて、彼女さんだけをタクシーで帰らせたという楽しい思い出があります。
「金宮梅割り」とは、なみなみと金宮焼酎を注いだあと、さらに梅酒シロップを注ぐ。アルコールをアルコールで割っちゃうからなにも薄まってないんだけど、飲みやすくて飲んでるとかなり酔う!
そんな謎の飲み物なんですが、かなりおすすめのお店です。
おすすめ二軒目 きたなトランに認定済 世界で3番目に旨い「みん亭」
「世界で三番目に旨い」という謎の謙虚さ?を見せている「みん亭」。
よく見るとわかりますか? 「とんねるずのみなさんのおかげでした!」の「きたなシュラン」の人形が置いてあるんですよ! そういえば見たことがある気もする。
料理は普通に美味しいし、二階が意外と広いので行ってみてください。ジャージャー麺、赤いチャーハンがおすすめみたいです。
おすすめ三軒目 外ゴタツでも飲める「ととしぐれ」
最後に紹介するのが下北沢の「ととしぐれ」。
このお店は外のこたつでも飲めるんですが、中はけっこう広いので中で飲むのがいいと思います。お魚とお酒が美味しいんですよね。
まあ懐かしい僕がゲイのお姉さん(?)にめちゃくちゃキスされた思い出の(?)店でもあります。夜遅くまで空いているのでぜひ下北沢で飲み明かすときには使ってください。(祝前日と土曜は29時まで営業しているらしい)
下北沢は住みよく、ちょうどよく遊べるいい街
下北沢の魅力を昼と夜にわけて紹介してきましたが、いかがでしたか?
僕としては下北沢は「サブカル」と「居酒屋」の二軸で楽しめる街(もっと深いんですけど、一番わかりやすいのはここかなと)だと思っています。ぜひ下北沢に住もうと思ったときには参考にしてみてくださいね。
それでは!
*2016年10月時点に取材を行った情報です。載っている店の情報に変更がある場合があるのでご注意ください。
基本情報
小田急線下北沢駅
・新宿まで6分
京王井の頭線下北沢駅
・渋谷まで4分
平均家賃:ワンルーム・1K・1DKの家賃相場:約8万円
※この記事は2016年〜2017年に公開した記事を加筆・修正したものです。
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