一人暮らしの夜、物音が怖いときにできること|部屋の防犯対策

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4コマ漫画第3話『物音怖い』は、一人暮らしの夜に聞こえる物音のお話です。一人で暮らしていると、ちょっとした音でもドキッとしてしまうもの。音の正体がわからないまま、布団の中でじっとしていた……という人もいるかもしれません。

この記事では、夜の物音が怖いときにできることと、ふだんからできる部屋の防犯対策を、警察庁や警視庁が公開している情報をもとにまとめました。

物音が怖いとき、まずできること

夜に気になる音がしたときは、あわてて音のするほうへ見に行くより、まず自分の身の安全を考えましょう。

  • 玄関と窓の鍵がかかっているかを確かめる
  • スマホを手元に置き、すぐ電話できるようにしておく
  • 部屋の明かりをつける
  • 人の気配や声、ドアや窓をこじ開けるような音など、不審だと感じたら110番する

警察庁の「住まいる防犯110番」では、「不審を感じた場合には、ためらうことなく110番通報すること」と呼びかけています。「気のせいかもしれない」と迷っても、怖いと感じたら相談してよいのです。

110番と#9110の使い分け

事件や事故など、いま起きている緊急のことは110番です。一方、「最近、夜に家のまわりで気になる音がする」「つきまといが心配」など、急ぎではないけれど不安なことは、警察相談専用電話「#9110」で相談できます。

警察庁の案内によると、#9110は全国共通の短縮ダイヤルで、携帯電話からもかけられます。かけた場所を管轄する都道府県警察の相談窓口につながります。土日祝日や夜間は、当直や音声案内などで対応しているとのことです。なお、ダイヤル回線や一部のIP電話からはつながらないため、その場合は各都道府県警察の相談窓口の電話番号にかけるよう案内されています。

泥棒はどこから入る? 知っておきたい手口

夜の物音への不安をへらすには、ふだんから「入られにくい部屋」にしておくことがいちばんの近道です。まずは、どこから入られやすいのかを知っておきましょう。

「住まいる防犯110番」によると、侵入窃盗の侵入口と侵入手口の上位は、住まいの形によって次のようになっています(その他・不明を除く)。

住まいの形侵入口(多い順)侵入手口(多い順)
一戸建住宅窓、表出入口、その他出入口ガラス破り、無締り、合かぎ
共同住宅(3階建以下)表出入口、窓、その他出入口無締り、ガラス破り、合かぎ
共同住宅(4階建以上)表出入口、窓、その他出入口無締り、合かぎ、ガラス破り

「無締り」とは、鍵のかけ忘れのことです。同じページでは「いずれの形態の住宅でも、無締りでの被害が多く発生しています」として、出入口や窓に確実に鍵をかける習慣をつけるよう呼びかけています。アパートやマンションでも、玄関と窓の両方に気をつけることが大切です。

また、同じサイトでは、令和7年の住宅を対象とした侵入窃盗の認知件数が1万7,152件(前年比7.2%増)だったと紹介されています。

部屋でできる防犯対策

鍵をかける習慣をつける

「住まいる防犯110番」では、在宅しているときでも、出入口や使っていない部屋の窓に鍵をかける習慣をつけるよう呼びかけています。ゴミ出しやコンビニなど、少しの外出でも同じです。警視庁も「短時間の外出でも戸締りは確実に」と案内しています。

ドアと窓に補助錠を

警視庁は、ドアの対策として補助錠(ワンドア・ツーロック)やガードプレートの取り付けを、窓の対策として補助錠や防犯フィルムの貼り付けを紹介しています。鍵がふたつあれば、そのぶん侵入に時間がかかります。

賃貸の部屋でドアや窓に何かを取り付けるときは、先に管理会社や大家さんに相談しておくと安心です。

「5分」がひとつの目安。CP部品とは

「住まいる防犯110番」によると、侵入に手間取り、5分かかると侵入者の約7割はあきらめ、10分以上かかるとほとんどがあきらめるといいます。

警察庁は平成14年、国土交通省・経済産業省や建物部品関係の民間団体とともに「防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」を設けました。この会議では、「侵入までに5分以上の時間を要する」など一定の防犯性能があると評価された建物部品を「防犯性能の高い建物部品目録」に載せて公表しています。目録に載った部品だけが「防犯建物部品」と呼ばれ、「CPマーク」を使うことが認められます。CPは「Crime Prevention(防犯)」の頭文字です。防犯建物部品は令和8年3月末現在で17種類3,545品目あり、錠やドア、ガラス、サッシなどが含まれます。

鍵やドアの交換は賃貸だと自分だけでは決められませんが、補助錠や防犯フィルムを選ぶときに、CPマークをひとつの目安にできます。

鍵の扱いにも注意

  • 鍵を植木鉢の下や郵便受けなど、玄関のまわりに隠さない
  • 合鍵は必要な本数だけにする
  • 鍵を家族など以外に「見せない」「渡さない」、写真や動画で「写さない」

いずれも「住まいる防犯110番」で呼びかけられている内容です。鍵の写真から合鍵が作られるおそれがあるため、SNSに載せる写真にも気をつけましょう。

来客や帰宅時に気をつけること

夜の不安は、部屋の中だけではありません。「住まいる防犯110番」では、次のようなことも呼びかけています。

  • 訪問者には、ドアを開ける前に、ドアスコープやインターホン越しで確認する
  • 宅配を装う手口もあるため、宅配ボックスを使うなど、荷物を直接受け取らない方法も考える
  • 帰宅したときは、背後や周りに人がいないかよく確認してから鍵を開ける
  • 電話などで在宅状況や家族の状況を聞かれても答えない

どれもすぐに始められることばかりです。できそうなものから、少しずつ取り入れてみてください。

まとめ

夜の物音が怖いときは、まず鍵とスマホを確かめ、不審だと感じたら迷わず110番。急ぎではない不安は#9110で相談できます。そしてふだんから、鍵をかける習慣、補助錠、CP部品などで「入るのに時間がかかる部屋」にしておくと、不安も少し軽くなるはずです。

  • 不審を感じたら、ためらわずに110番
  • 急ぎではない相談は#9110
  • 集合住宅でも「無締り」の被害が多い。在宅中も鍵をかける
  • 補助錠や防犯フィルムで、侵入に時間をかけさせる。CPマークが目安

物音にドキッとするラボ太とクラ子の夜は、4コマ漫画第3話『物音怖い』で読めます。

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