引っ越しの手続きチェックリスト|転出・転入届から郵便、電気・ガス・水道まで

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4コマ漫画第50話『お引越し』は、引っ越しがテーマのお話です。荷造りだけでも大変なのに、役所や郵便、電気・ガス・水道と、手続きもたくさんありますよね。

この記事では、総務省・デジタル庁・日本郵便や、電力・ガス・水道の事業者の公式情報をもとに、引っ越しの手続きを「いつ・どこで・何をするか」の順にまとめました。内容は2026年10月時点で確認したものです。細かいところは自治体や事業者によって違うので、最後は自分の引っ越し先の案内も確認してくださいね。

まずは全体の流れをチェック

タイミング手続きどこで
引っ越し先が決まったら電気・ガス・水道の停止と開始の申し込み各事業者(Web・電話など)
引っ越し先が決まったら郵便の転居届郵便局の窓口・ポスト・e転居
引っ越す前転出届(ほかの市区町村へ引っ越す場合)今の市区町村の窓口、またはマイナポータル
引っ越し当日ガスの開栓の立会い新しい住まい
住み始めてから14日以内転入届(同じ市区町村内なら転居届)新しい市区町村の窓口
転入届と同時にマイナンバーカードの継続利用の手続き新しい市区町村の窓口
転入届のあと国民健康保険・国民年金など、必要な人だけの手続き新しい市区町村の窓口など
落ち着いたら運転免許証、銀行、クレジットカード、携帯電話などの住所変更警察・各会社

引っ越す前にやること

転出届を出す

総務省によると、ほかの市区町村へ引っ越すときは、引っ越す前に今の市区町村へ「転出届」を出して、「転出証明書」を受け取ります。同じ市区町村の中で引っ越すときは、転出届はいらず、引っ越してから「転居届」を出します。

マイナポータルなら役所に行かずに出せる

マイナンバーカードを持っている人は、デジタル庁の「マイナポータル」から、オンラインで転出届を出せます。いわゆる「引越しワンストップサービス」で、全国すべての市区町村が対応しています。

  • できること:「転出届の提出」と、転入届を出すための「来庁予定の連絡」
  • 必要なもの:有効なマイナンバーカード(またはスマホ用電子証明書など)、日中に連絡のとれる電話番号、新しい住所
  • 同じ世帯の家族が一緒に同じ住所へ引っ越すなら、まとめて手続きできます
  • カードの券面入力用暗証番号(数字4桁)を覚えていない、海外へ引っ越す、などの場合は使えないので窓口へ

注意したいのは、転入届はマイナポータルからは出せないことです。新しい住所の市区町村の窓口には、必ず行く必要があります。また、デジタル庁は、転出届が受理されると引っ越す日(転出予定日)にマイナンバーカードの署名用電子証明書が失効するので、e-Taxなどの電子申請を予定している人は注意するよう案内しています。

郵便の転居届を出す

日本郵便に「転居届」を出すと、旧住所あての郵便物などを、1年間無料で新しい住所に転送してもらえます。

  • 出し方:郵便局の窓口、ポストに投函、または「e転居」(Webサイト・郵便局アプリ)
  • 転送期間:届け出た日から1年間(転送開始を希望した日からではありません)
  • 登録まで:届け出てから3〜7営業日かかるので、早めに出しましょう
  • 本人確認:窓口では運転免許証などの確認資料が必要です。ポスト投函なら確認資料の写しを添えます。e転居は本人確認済みの「ゆうID」でログインします

1年たつと転送は終わり、郵便物は差出人に戻されます。そのあいだに、届く郵便物の住所を一つずつ変えていきましょう。

電気・ガス・水道を申し込む

電気・ガス・水道は、今の住まいの「停止」と、新しい住まいの「開始」の両方を申し込みます。引っ越しの多い3月下旬〜4月上旬は混み合うので、日にちが決まったら早めに連絡するのがおすすめです。

  • 電気:たとえば東京電力エナジーパートナーは、Webで当日から31日先までの申し込みを受け付けています。電気の開始は、原則として立会い不要です
  • ガス:東京ガスや東京電力エナジーパートナーでは、ガスの使用開始には当日の立会いが必要です(代理人でも可)。係員が部屋に入り、点火の確認と安全についての説明をします
  • 水道:たとえば東京都水道局は、引っ越しの3〜4日前までに、アプリまたは電話で使用開始・中止の手続きをするよう案内しています

手続きに使う「お客さま番号」などは、検針票や各社の会員ページで確認できます。契約先は地域や住まいによって違うので、新しい住まいの電力会社・ガス会社・水道局を確認しておきましょう。

引っ越したら14日以内にやること

転入届を出す

新しい住所に住み始めた日から14日以内に、新しい市区町村の窓口で「転入届」を出します。紙で転出したときは、転出証明書を一緒に出します。マイナポータルで転出したときは、引っ越す人のうち誰か1人が、自分のマイナンバーカードを窓口で見せる必要があります。

住み始める前に、先の日付で転入届を出すことはできません。また、マイナポータルで転出届を出した場合、デジタル庁は、転出元の処理が「完了」になっているのをマイナポータルで確かめてから窓口へ行くよう案内しています。転出届を出したその日に転入手続きをしようとすると、受け付けてもらえないことがあります。

総務省は、住所の届け出は法律上の義務で、正当な理由なく届け出をしないと5万円以下の過料になることがある、としています。

マイナンバーカードの継続利用の手続き

マイナンバーカードを持っている人は、転入届と一緒に、カードの住所を書きかえる「継続利用」の手続きをします。カードの数字4桁の暗証番号が必要なので、事前に確認しておきましょう(例:杉並区の案内)。

  • 転入届を出した日から90日以内に継続利用の手続きをしないと、カードは失効します
  • 転入届を出した日が、「転出予定日から30日」または「新しい住所に住み始めてから14日」を過ぎていると、カードは失効して使えなくなります
  • 住所を変えると、カードの署名用電子証明書(e-Taxなどで使うもの)は失効するので、必要な人は窓口で新しく発行してもらいます

国民健康保険や国民年金など

デジタル庁によると、マイナポータルから転出届を出した場合でも、国民健康保険、国民年金、介護保険などの手続きが別に必要になることがあります。手続きのときの入力内容に応じて、必要な関連手続きがマイナポータルに表示されるので、市区町村のホームページとあわせて確認しましょう。

水が出ないときは

東京都水道局は、使用開始を申し込んでいるのに水が出ないときは、水道メーターの手前にあるバルブ(水止め栓)が閉まっていることがあるので、時計まわりと反対に回して開けてみるよう案内しています。わからないときは、無理をせず水道局に連絡しましょう。

そのほかの住所変更

運転免許証

警察庁によると、マイナンバーカードと一体化した「マイナ免許証」だけを持っている人は、事前に運転免許センターなどで「住所変更ワンストップサービス等」の利用開始手続きをしておけば、市区町村に住所変更を届けるだけで免許の情報も自動で変わり、免許センターなどへの届け出がいらなくなります。

このサービスを使っていない人や、従来の免許証を持っている人は、住所地の運転免許センターや、運転免許の手続きをしている警察署などで住所変更の手続きをしましょう。場所や受付時間は都道府県警察によって違います。

そのほか忘れやすいもの

  • 勤務先や学校への届け出
  • 銀行・クレジットカード・証券会社
  • 携帯電話・インターネット回線
  • 通販サイトやサブスクリプションの登録住所
  • 生命保険・損害保険(火災保険・自動車保険など)

郵便の転送があるうちに、届いた郵便物を見ながら一つずつ変えていくと、もれが少なくなります。

まとめ

  • ほかの市区町村へ引っ越すなら、引っ越す前に転出届。マイナンバーカードがあればマイナポータルからオンラインで出せる
  • 転入届は住み始めてから14日以内に、新しい市区町村の窓口で。オンラインでは出せない
  • マイナンバーカードは転入届と一緒に継続利用の手続き。4桁の暗証番号を忘れずに
  • 郵便の転居届は登録まで3〜7営業日。早めに出せば、届け出た日から1年間転送される
  • 電気・ガス・水道は停止と開始をセットで申し込む。ガスの開始は立会いが必要

やることが多くて大変ですが、この表を見ながら一つずつ片づけていけば大丈夫。4コマ漫画第50話『お引越し』もあわせて読んでみてくださいね。

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