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映画「インターンシップ」のネタバレありのあらすじ・考察・感想。Google大好きだったあの頃を思い出す映画

ごらく
ごらく

今回紹介するのは映画「インターンシップ」。

インターンシップとは、新卒で就職活動をする際に、体験型試験として疑似入社をして、いろいろな試験にチーム、あるいは個人で挑戦するというもの。

日本でも最近ではかなりメジャーになってきましたが、アメリカではインターンシップの受験・経験が入社の必須要件になることも多く、日本よりも条件が厳しいことで有名です。

この映画は2013年公開、Googleが舞台の映画です。営業を10数年経験してきた2人の男、主人公のビリー・マクマホンと相棒のニック・キャンベルが、突然「もう時計は売れない。なぜならみんな携帯で時計見るから」という理由で突如会社の倒産を告げられ、途方にくれるところからスタートします。

二人は絶望に暮れながら仕事を探すのですが、突然主人公が「Googleでのインターンシップに応募」することを決意し相棒を誘い出し、慣れない手続き・ネット通話での面接などを乗り越えてなんとかインターンにこぎつけて、数々の課題に挑戦していきます。

当然、ネットに縁がなかった彼らは苦戦を強いられるのですが、持ち前の”人間力”を活かして壁を乗り越えて、、

インターンシップを乗り越えたチームはGoogle正社員への道が開かれる。”古い”彼らは正社員になれるのか? グーグルの創業者であるセルゲイ・ブリンもゲスト出演したり、劇中ではグーグルの精神などを紹介しているビジネス風の作品ですがジャンルは「コメディ」。

多くの人が楽しめる作品だと思います。

 

今回も”くらしのワルツ”らしく、ポイントで見どころ・気になりどころを紹介した上で、最後にあらすじ・ネタバレありの考察・感想を書きたいと思います。(ネタバレめっちゃします!)

 

友情っていいよ。めっちゃいい。|映画「インターンシップ」の感想・考察①

この作品の一番の肝は”友情”です。

主人公のビリー・マクマホンと相棒のニック・キャンベルの絆、信頼関係には心打たれます。

彼らとともにチームを組むチームメイトたちは秀才、天才たちにかかわらず、一癖も二癖もある経歴や経験、人間関係の悩みなどを抱えているのですが、彼らに対してビリーとニックは「人間として大切なこと」を生き様から伝えていきます。

主人公のニックはWebに馴染めず苦労し続けるのですが、彼なりの人間力をもって課題を突破していきます。

ダナ・シムズ(ローズ・バーン)かわいい|映画「インターンシップ」の感想・考察②

ダナ、めっちゃかわいいです。

15年後のラブソングのローズ・バーン

賢さとは違う、人間としての強さ|映画「インターンシップ」の感想・考察③

先にもチームメイトとビリーたちの友情について紹介しました。

この作品自体はコメディなので秀才・天才たちをやや皮肉った表現も多いですが、その中にはやはり「賢さ以外の魅力」を描こうとしているように思えます。

ちょうど(意識高いですが)アマゾンの創業者ジェフ・ベゾスのスピーチを見たのですが「賢さはギフト(才能)だ。しかし、優しさは選択だ。どちらが難しいかというと、選択することだ。誇るべきは才能ではなく、選択だ」という言葉を聞きました。

ビリーとニックは、ITの世界ではなく営業の世界に生きていて、職種としてはGoogleのインターンに参加していた若者よりも雇用は不安定かもしれません。ですが、彼らはたしかに”選択”していて、人間らしい生き方を身に着けているんだと思いました。

2021年(今)と2013年|映画「インターンシップ」の感想・考察④

この記事を書いているのは2021年8月ですが、「インターンシップ」の公開は2013年。

日本でいうとiPhoneは当然発売されていて、ほとんどの人がガラケーからスマホに切り替えている時期です。PCを持っている人の大半はグーグルで検索をして、ネット広告のシェアはほとんどグーグル。

SNSはTwitterが中心で、インスタは流行り始めている時期。スマホシフトが加速してこれまでネットを使いこなしていなかった多くの世代がネットにふれる時代です。

当時大学2年生だった私はサークル活動の延長でGoogleのPJに関わらせてもらうことがあり、Googleに陶酔していました。世界はインターネット中心に世界になると思っていたし、営業や事務作業などのアナログな職業は滅びるものだと信じ(させられ?)ていました。(そして、グーグルこそが世界で1番の会社だと信じ切っていました)

実際、その後IT業界・非IT業界を経験してみるとたしかにインターネットのちからは凄まじく、全ての業界でネットが利用されるようになってはいますが、営業や総務、事務、CSなどの非IT領域の「職種」自体は生き続けています。

まして営業という職種はコロナ架だからインサイドセールスやオンライン営業など手段は変わりつつあるものの、求められる力・スキル自体に変化はありません。2013年当時の未来が見えない中で、ITの力に過度に期待をしている時代がとても懐かしく、ノスタルジーな気分を感じました。

きれいなハッピーエンド|映画「インターンシップ」の感想・考察⑤

そしてこの映画の特徴はなんといっても「超ハッピーエンド」ということ。

僕はビジネス系・IT系の仕事をしていることがあったから?面白く見れたというところがあるかもしれませんが、そうでなくとも現代ではITは一般的になりつつありますし、ここまでハッピーエンドで終わってくれる映画も多くはないと思います。

ぜひハッピーエンドみたいなあ〜というときはこの映画を見てもらいたいです。

(泣ける映画でもあります。恥ずかしい話ですが終盤で号泣していたときにヤマト運輸から宅配便が届き、慌てて顔を洗い、マスクとメガネを付けて出るはめになりました…)

映画「インターンシップ」のネタバレありのあらすじ、感想、考察

最後にあらすじを紹介しておきたいと思います。

営業クビ

高級時計の営業をしている2人の男、主人公のビリー・マクマホンと相棒のニック・キャンベル。意気揚々と営業に向かい、セールスをする。最後に商品を取り出すと取引相手から「お前らの会社は潰れたろう」と一言。

後日会社に戻り社長を問い詰めると「もう時計は売れない。携帯で見るから。会社は畳んで田舎に引っ込むよ」という一方的なリストラ宣告。

Googleのインターンに応募

途方にくれる二人。ニックは姉の彼氏(くそ男)が営むマットレスショップに営業として就職するが、ビリーはグーグルのインターンの求人を見つけ、ニックを誘い出すことに。

渋るニックに対して、一緒にやろうと熱い説得をしたあと、2人で求人に応募することに。応募は初めてのビデオ面接。慣れないながらになんとか面接を突破して、現地でのインターンシップに参加できることになった二人はグーグルのオフィスに向かう。

天才たちにバカにされるおじさん2人

グーグルではカフェテリアの食べ物・飲み物はすべて無料。(実際に日本のオフィスでも全て無料。ゲストでも同じ待遇)会社で働く人々のフランクさに戸惑いながら、インターンが始まる。

チームメイト集めの輪にも乗り遅れ、天才学生たちに馬鹿にされる二人。残り物たちで結成したチームには問題児ばかり。二人はそれでも明るく・前向きにチャンスを掴みに行く。

徐々に成功を掴む

やはり天才・IT系の学生たちにはかなわないのか、、と悩んでいるビリーとニックだったが、ビリーは持ち前の人間力を活かして、インターンの成果だけにこだわらない仲間たちとの交流や、チームメイト以外との交流も行い、徐々に信頼関係を広げていく。

ニックはGoogleで一目惚れしたダナとの交流を行いながらも、HTML5やCSS3など、Web技術の学習に精を出すという意外な一面を見せる。

チーム単位で成績を競うインターンシップでも、徐々に成果を出せるようになってきた。。

うまくいかないビリーの失踪とニックの手

が、第3試験のヘルプデスク試験で、ビリーのケアレスミスによってチームのポイントが大きく失われることに。自信を失っていたビリーは失踪し、以前勤めていた会社の社長に紹介された老人ホームでの電動車椅子の営業を始めようとするが、そこにニックが手を差し伸べる。

インターンに戻ったビリーを待っていたのは得意領域である「営業」の試験だった。

ピザ屋の獲得

“天才”であり”オタク”である仲間たちが獲得できなかったピザ屋の広告案件を持ち前の人間力で獲得したビリーとニック。「ビジネスは地元だけで十分」というオーナーと息子に対して巧みな説得を果たして、将来の大口顧客となる可能性を掴んだ。

合格者発表

映画のラストはインターンの合格者発表。

結果は、、残念ながらビリーたちは間に合わず‥と思ったらスライドが突如停止。ハッキングされた映像にはビリーたちの姿。優勝者発表の前に営業結果を提出することができたビリーたちは、売上だけではない、将来の可能性も見込まれて優勝を掴んだ。

セルゲイ・ブリンの登場

ちなみに、エンドロールにはGoogle創業者のセルゲイ・ブリン(もうひとりはラリー・ペイジ)が登場します。日本語で検索しても出ませんでしたが、英語で検索していたらわかりました。以下のシーンで登場しているので、気になる人は見てみてください。

映画「インターンシップ」の製作・概要

2013年製作/119分/アメリカ
原題:The Internship

制作陣

監督:ショーン・レビ
製作:ビンス・ボーン/ショーン・レビ
製作総指揮:アーノン・ミルチャン/ダン・レビン/ジョシュ・マクラグレン/メアリー・マクラグレン/サンドラ・J・スミス/スコット・ステューバー
原案:ビンス・ボーン
脚本:ビンス・ボーン/ジャレッド・スターン

キャスト

ビンス・ボーン
オーウェン・ウィルソン
ローズ・バーン
マックス・ミンゲラ

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