「まるごと 腐女子のつづ井さん」を明らかにターゲットじゃない既婚男性が読んだ結果。

日記

まるごと 腐女子のつづ井さん」を美容室でおすすめされて読みました。厳密にはおすすめされたのは「裸一貫! つづ井さん」だったのですが、前作があるなら前作から、と思い「腐女子のつづ井さん」全3巻がまとめられている「まるごと 腐女子のつづ井さん」をKindleで購入しました。

まるごと 腐女子のつづ井さん」のあらすじ

まるごと 腐女子のつづ井さん」は、オタクで腐女子のアラサー女子のつづ井さんが描くエッセイ絵日記漫画。

私はアラサーではあるものの、既婚、非オタク、男性ということで完全にターゲット外なので戸惑う?ことも多いながらにおすすめされたマンガなのでせっかくだし、と読み進めていました。

普通に笑ってしまうところもあれば、妙な違和感を感じることが多かったのですが、せっかくなので言語化してみたいと思っています。(こういう、モヤッとした感情に普段なら向き合わないことも多いのですが、くだらないコトに真摯に向き合うつづ井さんのお話を読んでいると言語化したくなりました)

まるごと 腐女子のつづ井さん」の感想と考察?

ここからは面白かったところ、妙な違和感を感じたポイントをキーワードで書いてみたいと思います。

BLとカップリング

まずこの漫画の大きな縦軸に「BL」があります。

彼女たちは好きなスポーツ漫画の登場人物たちをカップリング(カップルに見立てること)して、その上で彼らの生活の中に自分たちも入り込む妄想をしてみたり、カップリングをより楽しむためにフィギュアを買ったり、設定資料を読み込んで身長の高さにマスキングテープを貼ってみたりという楽しみをするのですが、、

この価値観がまったくわからないので新鮮でした。

おそらくですが、これってBLの考え方だと男と男なだけで、BL派ではない女性の場合は漫画の登場人物を直接自分の恋人の設定で妄想したり、あるいは漫画の世界ではなく現実でも妄想することはあるのかも? と思ったのでむしろ男女のちがいなのかなーと思いました。

女子の間のおふざけ

ということはつまり「女子の間のおふざけ」という女性にとってのあるあるが私にはわからないのかも? と思いながら読み進めました。

なんとなく、男性がいない女子の世界では粒度や種類は違えど同じようなやりとりがあるのかも? と考えながら読むと、共感ができなかったところから共感に近づいていきました。

共感の多いやさしい世界

あとはこの作品の中ではみながみな、共感が多く、やさしい。

というか「受け入れている」という感じが多いです。

私は普段生活している中で受け入れない大人と過ごすことが多いので、受け入れることで自分も相手も趣味を楽しめる世界観に馴染むまで時間がかかりました笑

オタクと非オタク

あとは、私自身オタク的だと思っていたのですが、どうもこの作品を見ていると自分はオタクではないのかも? と思いました。

マジのオタクのエネルギーや行動を目の当たりにして、今後は自分のオタク性が低いという自覚を持っても良いかもと思いました。オタクとは、、

ネット的表現

この作品自体が全3巻、この後にも別シリーズがありますが最初はTwitterから人気が出た作品だそうで、Twitter的表現? ネット的表現が多いのですが徐々にネット的表現がうすれてくると私にとっては読みやすくなっていきました。2巻の後半から読みやすかったです。

あと、ネタが洗練されていってまじでスゴイです。

ひとの話を聞いている面白さ

エッセイ漫画なので当たり前っちゃ当たり前ですが、人の話を聞いてるときの面白さが凝縮されているように感じます。

おそらく、エッセイ漫画なのにほぼ家の中で完結する物語なので、価値観・考え方・人間関係・エピソードが中心になるためつづ井さんとお話しているような気もちになってきます。

笑ったり、引いたり、笑ったり、、オタクで腐女子を主題にしている一方でというと偏見的かもしれませんが、普通を自称する私の500倍人間関係が豊かな様子に羨ましくなりました。

日常を豊かにする工夫

感想最後は「日常を豊かにする工夫」がとても旺盛だという点。

先にも書いたとおりほぼ家の中で完結する物語なのですが、それはつづ井さんや友人たちが日常を豊かにするアイデアがめっちゃ豊富だから。アイデアが豊かすぎて真似したいものもあれば、同じように面白いアイデアが思いつかないものかと考えさせられます。

属性が異なっていても、趣味でつながるやさしい世界がいい

雑多な感想になりましたが、この漫画のいいところって「趣味でつながるやさしい世界」を見せてくれるところかなあと思いました。

大人になると大半を占める「仕事の人間関係」とかそれに付随する人間関係って、趣味とかあんまり関係ないんですよね。人に合わせるコミュニケーションが中心と言うか。。

まるごと 腐女子のつづ井さん」の人間関係は学生時代を思わせる趣味や人間関係だけでつながる間柄で物語がすすむのでとても平和。私もああいう人間関係がほしいなあと思ったり。

 

実はこの漫画を読むとき、BLへの価値観が馴染みがなさすぎたのですが「メタモルフォーゼの縁側」をたまたま読んだらBLへの価値観が変わりました。

つづ井さんもしかり、メタモルフォーゼの縁側で出てくる2人もしかり「BL」という特殊に見られがちな趣味を共有しているからこそ、自分のことも相手のこともゆるそうという温かい世界が生まれるのかも‥と思いました。

終わり。

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